うちゅうてきなとりで

The Cosmological Fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

図書案内:戦争と軍

このブログで比較的多い戦争や戦史に関する本を記事にまとめました。

分類方法が思いつかなかったのでとりあえず

  • 概観、全般
  • 個別の戦史・事例
  • 技術

としました。

 

このリストも今後増えていく予定です。 

 

◆概観、全般

『戦争の起源』アーサー・フェリル - うちゅうてきなとりで

 

『戦争論』ロジェ・カイヨワ その1 - うちゅうてきなとりで

『戦争論』ロジェ・カイヨワ その2 - うちゅうてきなとりで

『戦争論』ロジェ・カイヨワ その3 - うちゅうてきなとりで

 

『戦争における「人殺し」の心理学』デーヴ・グロスマン - うちゅうてきなとりで

 

『戦争請負会社』P・W・シンガー - うちゅうてきなとりで

 

『戦争論』多木浩二 - うちゅうてきなとりで

 

『アフター・ヴィクトリー』アイケンベリー - うちゅうてきなとりで

 

  

『速度と政治』ポール・ヴィリリオ - うちゅうてきなとりで

 

『補給戦』マーチン・ファン・クレフェルト - うちゅうてきなとりで

 

『軍事学入門』 - うちゅうてきなとりで



『クラウゼヴィッツと「戦争論」』清水多吉 石津朋之 編 - うちゅうてきなとりで

 

『敵の顔』サム・キーン - うちゅうてきなとりで

 

『民間防衛』スイス政府編 - うちゅうてきなとりで

 

 

『Cybersecurity and Cyberwar』P.W.Singer, Allan Friedman その1 - うちゅうてきなとりで

『Cybersecurity and Cyberwar』P.W.Singer, Allan Friedman その2 - うちゅうてきなとりで

 

『愚行の世界史』バーバラ・タックマン その1 ――驕り高ぶり言語道断 - うちゅうてきなとりで

『愚行の世界史』バーバラ・タックマン その2 ――驕り高ぶり言語道断 - うちゅうてきなとりで

 

 

◆個別の戦史・事例

◆◆国外

『Thucydides』Perez Zagorin - うちゅうてきなとりで

 

『アラブが見た十字軍』アミン・マアルーフ - うちゅうてきなとりで

 

『ナポレオン帝国』ジェフリー・エリス ――ナポレオン研究の紹介 - うちゅうてきなとりで

 

『Crimea: The Great Crimean War, 1854-1856』Trevor Royle その1 - うちゅうてきなとりで

『Crimea: The Great Crimean War, 1854-1856』Trevor Royle その2 - うちゅうてきなとりで

『Crimea: The Great Crimean War, 1854-1856』Trevor Royle その3 - うちゅうてきなとりで

 

 

 

『The Indian Mutiny』Saul David その1 - うちゅうてきなとりで

『The Indian Mutiny』Saul David その2 - うちゅうてきなとりで

『The Indian Mutiny』Saul David その3 - うちゅうてきなとりで

『The Indian Mutiny』Saul David その4 - うちゅうてきなとりで

 

 

『参謀総長モルトケ』大橋武夫 - うちゅうてきなとりで

 

『The Great Game』Peter Hopkirk その1 - うちゅうてきなとりで

『The Great Game』Peter Hopkirk その2 - うちゅうてきなとりで

『The Great Game』Peter Hopkirk その3 - うちゅうてきなとりで

 

『The Boer War』Thomas Pakenham - うちゅうてきなとりで

 

『アメリカ海兵隊』野中郁次郎 - うちゅうてきなとりで

 

 

第1次世界大戦

『第一次世界大戦』テイラー - うちゅうてきなとりで

 

『イギリスと第一次世界大戦』ブライアン・ボンド - うちゅうてきなとりで

 

『Storm of steel』Ernst Junger - うちゅうてきなとりで

 

『赤軍 神軍 緑軍』山内昌之 - うちゅうてきなとりで

 

『サンディーノ戦記』高橋均 - うちゅうてきなとりで

 

『赤軍大粛清』シュトレビンガー - うちゅうてきなとりで

 

『Forging Stalin's Army』Sally W. Stoecker - うちゅうてきなとりで

 

『スペイン戦争』斉藤孝 - うちゅうてきなとりで

 

『スペインの短い夏』エンツェンスベルガー - うちゅうてきなとりで

 

 『スペインの遺書』アーサー・ケストラー - うちゅうてきなとりで

 

『Beasts, Men and Gods』Ferdinand Ossendowski ――ロシア辺境、モンゴルをさまよう自然科学者 - うちゅうてきなとりで

 

 

第2次世界大戦

『Origins of the Second World War』A.J.P Taylor その1 - うちゅうてきなとりで

『Origins of the Second World War』A.J.P Taylor その2 - うちゅうてきなとりで

『Origins of the Second World War』A.J.P Taylor その3 - うちゅうてきなとりで

 

『ヒトラー暗殺計画』グイド・クノップ その1 - うちゅうてきなとりで

『ヒトラー暗殺計画』グイド・クノップ その2 - うちゅうてきなとりで
 

『詳解 独ソ戦全史』グランツ、ハウス その1 - うちゅうてきなとりで

『詳解 独ソ戦全史』グランツ、ハウス その2 - うちゅうてきなとりで

 

『バルバロッサ作戦』パウル・カレル - うちゅうてきなとりで

 

『彼らは来た』パウル・カレル - うちゅうてきなとりで

 

『第二次世界大戦下のヨーロッパ』笹本駿二 - うちゅうてきなとりで

 

『The Nemesis of Power』Sir John Wheeler-bennett その1(1/4) ――ヒトラーに制圧されたドイツ軍 - うちゅうてきなとりで

『The Nemesis of Power』Sir John Wheeler-bennett その2(2/4) ――ヒトラーに制圧されたドイツ軍 - うちゅうてきなとりで

『The Nemesis of Power』Sir John Wheeler-bennett その3(3/4) ――ヒトラーに制圧されたドイツ軍 - うちゅうてきなとりで

『The Nemesis of Power』Sir John Wheeler-bennett その4(4/4) ――ヒトラーに制圧されたドイツ軍 - うちゅうてきなとりで

 

『バトル・オブ・ブリテン』リチャード・ハウ その1 ――ドイツを撃退した防空体制 - うちゅうてきなとりで

『バトル・オブ・ブリテン』リチャード・ハウ その2 ――ドイツを撃退した防空体制 - うちゅうてきなとりで

 

『The Forgotten Soldier』Guy Sajer ――東部戦線はとてつもなく広い - うちゅうてきなとりで

 

『戦争の記憶 ――日本人とドイツ人』イアン・ブルマ その1 ――中東欧の子供に殴られた東ドイツの子供 - うちゅうてきなとりで

『戦争の記憶 ――日本人とドイツ人』イアン・ブルマ その2 ――中東欧の子供に殴られた東ドイツの子供 - うちゅうてきなとりで

 

 

1941 モスクワの戦い

『Moscow 1941』Rodric Braithwaite その1 - うちゅうてきなとりで

『Moscow 1941』Rodric Braithwaite その2 - うちゅうてきなとりで

『Moscow 1941』Rodric Braithwaite その3 - うちゅうてきなとりで

 

 

 親衛隊、武装親衛隊アインザッツグルッペン、ゲシュタポ

 

『ナチスの知識人部隊』クリスティアン・アングラオ その1 - うちゅうてきなとりで

『ナチスの知識人部隊』クリスティアン・アングラオ その2 - うちゅうてきなとりで

 

 

『Ordinary Men』Christopher R Browning その1 - うちゅうてきなとりで

『Ordinary Men』Christopher R Browning その2 - うちゅうてきなとりで

『Ordinary Men』Christopher R Browning その3 - うちゅうてきなとりで

 

『詳解武装SS興亡史』ジョージ・スティン その1 - うちゅうてきなとりで

『詳解武装SS興亡史』ジョージ・スティン その2 - うちゅうてきなとりで


 

 

『諜報・工作』ラインハルト・ゲーレン その1 - うちゅうてきなとりで

『諜報・工作』ラインハルト・ゲーレン その2 - うちゅうてきなとりで

 

 

『ゲシュタポ・狂気の歴史』ジャック・ドラリュ その1 - うちゅうてきなとりで

『ゲシュタポ・狂気の歴史』ジャック・ドラリュ その2 - うちゅうてきなとりで

 

 

 

1979 ソ連のアフガン侵攻

『アフガン侵攻1979-89』ブレースウェート その1 - うちゅうてきなとりで

『アフガン侵攻1979-89』ブレースウェート その2 - うちゅうてきなとりで

 

チェチェン紛争

『誓い』ハッサン・バイエフ - うちゅうてきなとりで

 

『チェチェン やめられない戦争』アンナ・ポリトコフスカヤ その1 ――無法者と劣悪軍隊の違い - うちゅうてきなとりで

『チェチェン やめられない戦争』アンナ・ポリトコフスカヤ その2 ――無法者と劣悪軍隊の違い - うちゅうてきなとりで

 


アジア

『朝鮮戦争』神谷不二 - うちゅうてきなとりで

 

『若き将軍の朝鮮戦争』白善ヨップ - うちゅうてきなとりで

 

『ベトナム戦記』開高健 - うちゅうてきなとりで

 

『カンボジア戦記』冨山泰 - うちゅうてきなとりで

 

『中国人民解放軍』矢吹晋 - うちゅうてきなとりで

 

『中国の軍事力』平松茂雄 - うちゅうてきなとりで

 

『韓国の軍隊』尹 載善(ユン・ジェソン) その1 - うちゅうてきなとりで

『韓国の軍隊』尹 載善(ユン・ジェソン) その2 - うちゅうてきなとりで

 

『韓流スターと兵役』康熙奉 - うちゅうてきなとりで

 

 

 

中東

『潜入工作員』アーロン・コーエン - うちゅうてきなとりで

 

『Ghost Wars』Steve Coll その1 ――ビンラディンはわしが育てた - うちゅうてきなとりで

『Ghost Wars』Steve Coll その2 ――ビンラディンはわしが育てた - うちゅうてきなとりで

『Ghost Wars』Steve Coll その3 ――ビンラディンはわしが育てた - うちゅうてきなとりで

 

『We Crossed a Bridge and It Trembled』 Wendy Pearlman ――シリアの中の人の証言 - うちゅうてきなとりで

 

『The Morning They Came For Us: Dispatches from Syria』 ――シリア内戦の様子に関する記録 - うちゅうてきなとりで

 

『モサド・ファイル』マイケル バー ゾウハー ――国家運営の1つのパターン - うちゅうてきなとりで

 

湾岸戦争も含むもの

『It Doesn't Take a Hero』Schwarzkopf その1 - うちゅうてきなとりで

『It Doesn't Take a Hero』Schwarzkopf その2 - うちゅうてきなとりで

 

 

イラク戦争とアフガン戦争

『無人暗殺機 ドローンの誕生』ウィッテル その1 - うちゅうてきなとりで

『無人暗殺機 ドローンの誕生』ウィッテル その2 - うちゅうてきなとりで

 

 

『Urban Warfare in Iraq 2003-2006』J.Stevens - うちゅうてきなとりで

 

『アメリカの秘密戦争』セイモア・ハーシュ その1 - うちゅうてきなとりで

『アメリカの秘密戦争』セイモア・ハーシュ その2 - うちゅうてきなとりで

 

『Obama's Wars』Bob Woodward その1 - うちゅうてきなとりで

『Obama's Wars』Bob Woodward その2 - うちゅうてきなとりで

 

 

『America's War for the Greater Middle East』Andrew Bacevich その1 - うちゅうてきなとりで

『America's War for the Greater Middle East』Andrew Bacevich その2 - うちゅうてきなとりで

『America's War for the Greater Middle East』Andrew Bacevich その3 - うちゅうてきなとりで

『America's War for the Greater Middle East』Andrew Bacevich その4 - うちゅうてきなとりで

 

 

 

アメリカ大陸

『グアテマラ虐殺の記憶』 その1 ――グアテマラ内戦に関する数少ない日本語の本 - うちゅうてきなとりで

『グアテマラ虐殺の記憶』 その2 ――グアテマラ内戦に関する数少ない日本語の本 - うちゅうてきなとりで

 

 

その他 

『The cold war』Johon Lewis Gaddis - うちゅうてきなとりで

 

『ロシアの軍需産業』塩原俊彦 - うちゅうてきなとりで

 

『ヴァーチャル・ウォー』マイケル・イグナティエフ - うちゅうてきなとりで

 

『仁義なき戦場』マイケル・イグナティエフ - うちゅうてきなとりで

 

『民族はなぜ殺し合うのか』マイケル・イグナティエフ - うちゅうてきなとりで

 

『軽い帝国』マイケル・イグナティエフ - うちゅうてきなとりで

 

『Life in the French Foreign Legion』Evan McGorman - うちゅうてきなとりで

  

『ザ・マーセナリー』フランク・キャンパー - うちゅうてきなとりで

 

『地上最強のアメリカ陸軍特殊部隊』三島瑞穂 - うちゅうてきなとりで

 

 

ユーゴスラヴィアクロアチアボスニアヘルツェゴヴィナ他)

『「民族浄化」を裁く』多谷千香子 その1 - うちゅうてきなとりで

『「民族浄化」を裁く』多谷千香子 その2 - うちゅうてきなとりで

『「民族浄化」を裁く』多谷千香子 その3 - うちゅうてきなとりで

 

『Yugoslavia: Death of a Nation』Laura Silber その1 - うちゅうてきなとりで

『Yugoslavia: Death of a Nation』Laura Silber その2 - うちゅうてきなとりで

『Yugoslavia: Death of a Nation』Laura Silber その3 - うちゅうてきなとりで

 

 

『The Bosnia List』Kenan Trebincevic その1 - うちゅうてきなとりで

『The Bosnia List』Kenan Trebincevic その2 - うちゅうてきなとりで

 

 

『Love Thy Neighbor』Peter Maass その1 - うちゅうてきなとりで

『Love Thy Neighbor』Peter Maass その2 - うちゅうてきなとりで

 

『To End a War』Richard Holbrooke その1 ――ナショナリズムで、生きていく - うちゅうてきなとりで

『To End a War』Richard Holbrooke その2 ――ナショナリズムで、生きていく - うちゅうてきなとりで

 

『戦争広告代理店』高木徹 ――インフォメーション・ウォーという戦争行為 - うちゅうてきなとりで

『44 Months in Jasenovac』Egon Berger ―― クロアチアの絶滅収容所に関する記録 - うちゅうてきなとりで

 

 

◆◆日本

古代・中世

『蝦夷と東北戦争』鈴木拓也 - うちゅうてきなとりで

 

『南北朝の動乱』佐藤進一 - うちゅうてきなとりで

 

『下克上の時代』永原慶二 - うちゅうてきなとりで

 

『一向一揆と石山合戦』神田千里 - うちゅうてきなとりで

 

『信長の戦争』藤本正行 - うちゅうてきなとりで

 

『信長の親衛隊』谷口克広 - うちゅうてきなとりで

 

『信長軍の司令官』谷口克広 - うちゅうてきなとりで

 

『信長の天下布武への道』谷口克広 - うちゅうてきなとりで

 

『百姓から見た戦国大名』黒田基樹 - うちゅうてきなとりで

 

『雑兵たちの戦場』藤木久志 - うちゅうてきなとりで

 

『関ヶ原合戦と大坂の陣』笠谷和比古 - うちゅうてきなとりで

 

『島原の乱』神田千里 - うちゅうてきなとりで

 

『幕末百話』篠田鉱造 ――明治維新の現場の声 - うちゅうてきなとりで

 

近代

『戊辰戦争』佐々木克 - うちゅうてきなとりで

 

『日露戦争史』横手慎二 - うちゅうてきなとりで

 

『シベリア出兵』麻田雅文 その1 - うちゅうてきなとりで

『シベリア出兵』麻田雅文 その2 - うちゅうてきなとりで

 

 

『日本の軍隊―兵士たちの近代史』吉田裕 - うちゅうてきなとりで

 

『海軍と日本』池田清 - うちゅうてきなとりで

 

『関東軍』島田俊彦 - うちゅうてきなとりで

 

『陸軍中野学校』加藤正夫 - うちゅうてきなとりで

 

『日本の近代9 逆説の軍隊』戸部良一 - うちゅうてきなとりで

 

『日本の近代6 戦争・占領・講和』五百旗頭真 - うちゅうてきなとりで

 

『Japan's Total Empire』Louise Young - うちゅうてきなとりで

 

『大元帥・昭和天皇』山田朗 その1 ――最高指揮官の行動をたどる - うちゅうてきなとりで

『大元帥・昭和天皇』山田朗 その2 ――最高指揮官の行動をたどる - うちゅうてきなとりで

 

『忘れられた島々』井上亮 ――南洋諸島と日本の歴史 - うちゅうてきなとりで

 

 

『徴兵制』大江志乃夫 その1 ――徴兵制の歴史をたどる - うちゅうてきなとりで

『徴兵制』大江志乃夫 その2 ――徴兵制の歴史をたどる - うちゅうてきなとりで

 

 

日中戦争・太平洋戦争

『未完のファシズム』片山杜秀 その1 ――日本軍の精神主義の起源 - うちゅうてきなとりで

『未完のファシズム』片山杜秀 その2 ――日本軍の精神主義の起源 - うちゅうてきなとりで

 

『日中十五年戦争史』大杉一雄 - うちゅうてきなとりで

 

『日中戦争 殲滅戦から消耗戦へ』小林英夫 - うちゅうてきなとりで
 

『日本軍と日本兵』一ノ瀬俊也 - うちゅうてきなとりで

 

『日中アヘン戦争』江口圭一 その1 - うちゅうてきなとりで

『日中アヘン戦争』江口圭一 その2 - うちゅうてきなとりで

 

『海上護衛戦』大井篤 - うちゅうてきなとりで

 

 

『十七歳の硫黄島』秋草鶴次 - うちゅうてきなとりで

 

『英雄なき島』久山忍 ――硫黄島の戦いと名将の実態 - うちゅうてきなとりで

 

 

『禅と戦争』ブライアン・アンドルー・ヴィクトリア - うちゅうてきなとりで

 

 

『瀬島龍三』保阪正康 - うちゅうてきなとりで

 

『憲兵』大谷敬二郎 - うちゅうてきなとりで

 

『憲兵物語』森本賢吉 その1 - うちゅうてきなとりで

『憲兵物語』森本賢吉 その2 - うちゅうてきなとりで

 

『インパール』高木俊郎 - うちゅうてきなとりで

 

『ガダルカナル戦記』亀井宏 - うちゅうてきなとりで

 

『たった一人の30年戦争』小野田寛郎 - うちゅうてきなとりで

 

『南京事件』笠原十九司 - うちゅうてきなとりで

 

『失敗の本質―日本軍の組織論的研究』戸部良一 - うちゅうてきなとりで

 

『大本営参謀の情報戦記』堀栄三 - うちゅうてきなとりで

 

『レイテ戦記』大岡昇平 その1 - うちゅうてきなとりで

『レイテ戦記』大岡昇平 その2 - うちゅうてきなとりで

『レイテ戦記』大岡昇平 その3 - うちゅうてきなとりで

 

『ミンドロ島ふたたび』大岡昇平 - うちゅうてきなとりで

 

『一下級将校の見た帝国陸軍』山本七平 - うちゅうてきなとりで

 

『私の中の日本軍』山本七平 - うちゅうてきなとりで

 

『ある異常体験者の偏見』山本七平 - うちゅうてきなとりで

 

『地獄の日本兵』飯田進 - うちゅうてきなとりで

 

『海軍伏龍特攻隊』門奈鷹一郎 ――やる前にだれか止めなかったのか - うちゅうてきなとりで

 

『本土決戦』土門周平 ――ひのきのぼうや石のオノで米軍を迎え撃つ - うちゅうてきなとりで

 

『毒ガス戦と日本軍』吉見義明 その1 ――日本軍はどのように化学兵器を使ったか - うちゅうてきなとりで

『毒ガス戦と日本軍』吉見義明 その2 ――日本軍はどのように化学兵器を使ったか - うちゅうてきなとりで

 

 『大本営報道部』平櫛孝 ――大本営発表の内側 - うちゅうてきなとりで

 

『太平洋戦争と新聞』前坂俊之 その1 ――マスメディアと権力との癒着 - うちゅうてきなとりで

『太平洋戦争と新聞』前坂俊之 その2 ――マスメディアと権力との癒着 - うちゅうてきなとりで

 

『餓死(うえじに)した英霊たち』藤原彰 その1 ――日本軍の餓死に関する概説書 - うちゅうてきなとりで

『餓死(うえじに)した英霊たち』藤原彰 その2 ――日本軍の餓死に関する概説書 - うちゅうてきなとりで

 

『真珠湾収容所の捕虜たち』オーテス・ケーリ ――アメリカの傘の下で - うちゅうてきなとりで

 

『日本海軍の戦略発想』千早正隆 ――「アメリカには、物量だけでなく、組織力・精神力でも負けた」 - うちゅうてきなとりで

 

『日本陸軍と中国』戸部良一 ――陸軍の中国通が見落としていた要素 - うちゅうてきなとりで

 

『初めて人を殺す』井上俊夫 ――ある日本兵の回想 - うちゅうてきなとりで

 

登戸研究所

『陸軍登戸研究所の真実』伴繁雄 その1 - うちゅうてきなとりで

『陸軍登戸研究所の真実』伴繁雄 その2 - うちゅうてきなとりで

 

『謀略戦 陸軍登戸研究所』斎藤充功 - うちゅうてきなとりで

 

 

特攻

 

『特攻体験と戦後』島尾敏雄・吉田満 - うちゅうてきなとりで

 

『今日われ生きてあり』神坂次郎 - うちゅうてきなとりで

 

『戦艦大和ノ最期』吉田満 - うちゅうてきなとりで

 

『特攻』森本忠夫 その1 - うちゅうてきなとりで

『特攻』森本忠夫 その2 - うちゅうてきなとりで

 

『陸軍特攻振武寮』林えいだい - うちゅうてきなとりで

 

 

沖縄戦

 

『沖縄決戦』八原博通 その1 - うちゅうてきなとりで

『沖縄決戦』八原博通 その2 - うちゅうてきなとりで

 

 『僕は少年ゲリラ兵だった:陸軍中野学校が作った沖縄秘密部隊』NHKスペシャル取材班 ――我が国の少年兵政策 - うちゅうてきなとりで

 

『ペリリュー・沖縄戦記』ユージン・スレッジ その1 - うちゅうてきなとりで

『ペリリュー・沖縄戦記』ユージン・スレッジ その2 - うちゅうてきなとりで

 

『海上護衛戦』大井篤 - うちゅうてきなとりで


 

その他

『ミグ25事件の真相』大小田八尋 - うちゅうてきなとりで

 

『日本に足りない軍事力』江畑謙介 - うちゅうてきなとりで

 

 

◆技術 

『戦争の科学』アーネスト・ヴォルクマン その1 - うちゅうてきなとりで

『戦争の科学』アーネスト・ヴォルクマン その2 - うちゅうてきなとりで

 

『Weapons and Warfare in Renaissance Europe』Bert S. Hall - うちゅうてきなとりで

 

『機関銃の社会史』ジョン・エリス - うちゅうてきなとりで

 

 

戦間期のドイツ軍戦略に関する

『The roots of Blitzkrieg』James S. Corum その1 - うちゅうてきなとりで

『The roots of Blitzkrieg』James S. Corum その2 - うちゅうてきなとりで

 

 

 

 

 

『暗号を盗んだ男たち』桧山良昭 - うちゅうてきなとりで

 

『原子爆弾』山田克哉 - うちゅうてきなとりで

 

『毒ガス開発の父ハーバー』宮田親平 - うちゅうてきなとりで

 

『生物兵器と化学兵器』井上尚英 - うちゅうてきなとりで

 

『生物兵器』ケン・アリベック - うちゅうてきなとりで

 

 

『サムソン・オプション』セイモア・ハーシュ その1 ――容認された核開発 - うちゅうてきなとりで

『サムソン・オプション』セイモア・ハーシュ その2 ――容認された核開発 - うちゅうてきなとりで

 

 

『細菌戦争の世紀』トム・マンゴールド その1 - うちゅうてきなとりで

『細菌戦争の世紀』トム・マンゴールド その2 - うちゅうてきなとりで

 

『兵器と文明』メアリー・カルドー - うちゅうてきなとりで

 

『世界の潜水艦』坂本明 - うちゅうてきなとりで

 

『城郭の見方・調べ方ハンドブック』西ヶ谷恭弘 - うちゅうてきなとりで


 

その他

『三島瑞穂の自衛隊へのアドバイス』 - うちゅうてきなとりで

 

 

特殊部隊

『極秘特殊部隊シール・チーム・シックス』ワーズディン - うちゅうてきなとりで
 

『永遠平和のために』カント

 カントは、永遠平和の達成のためにどのような具体的な策が必要かを考えた。

 

 1章 国家間の永遠平和のための予備条項

 1「将来の戦争の種をひそかに保留して締結された平和条約は、決して平和条約とみなされてはならない」

 2「独立しているいかなる国家も、継承、交換、買収または贈与によって、ほかの国家がこれを取得できるということがあってはならない」

 国家は人格であり、財産として扱われない。

 3「常備軍は、時とともに全廃されなければならない」

 常備軍と同じく、財貨の蓄積も、先制攻撃の原因となる。一方で、防衛のための限定的な軍隊編成は認めている。よって、実効性があるかどうかは別として、自衛のための軍事力を否定しているわけではない。

 兵隊という職業の根本的な問題についての見解は次のとおり。

 

 ――……そのうえ、人を殺したり殺されたりするために雇われることは、人間がたんなる機械や道具としてほかのものの(国家の)手で使用されることを含んでいると思われるが、こうした使用は、われわれ自身の人格における人間性の権利とおよそ調和しないであろう。

 

 4「国家の対外紛争にかんしては、いかなる国債も発行されてはならない」

 5「いかなる国家も、ほかの国家の体制や統治に、暴力をもって干渉してはならない」

 

 ――……一国家に生じた騒乱は、一民族がみずからの無法によって招いた大きな災厄の実例として、むしろ多民族にとって戒めとなるはずである。

 

 ただし、カントの定義では、国家が無政府状態となり、分裂した場合は、一勢力に援助することは認められる。それも内戦中の場合は許されない。

 

 6「いかなる国家も、他国との戦争において、将来の平和時における相互間の信頼を不可能にしてしまうような行為をしてはならない。たとえば、暗殺者や毒殺者を雇ったり、降伏条約を破ったり、敵国内での裏切りをそそのかしたりすることが、これに当たる」

 交戦法規、フェアプレイの精神について。

 

 2章 国家間の永遠平和のための確定条項

 人間社会の自然状態は戦争状態である。

 よって、「平和状態は、創設されなければならない」。

 通常の市民社会のおいて、人びとは法的体制の下にある。

 1「各国家における市民的体制は、共和的でなければならない」

 社会の成員が皆自由であり、法の下に従属しており、国民として平等であることが条件である。こうした体制が「あらゆる種類の市民的組織の根源的な地盤となる体制」である。

 共和的な体制においては、戦争には国民の賛同が必要となり、決定者全員が苦難を背負うため、慎重な判断になる。

 なお、統治者が多数であっても統治方式が憲法に基づかない専制的なものである場合は、それは共和的体制ではなく、民衆的体制である。

 2「国際法は、自由な諸国家の連合制度に基礎を置くべきである」

 国家間において法的体制を作り出すのは困難だが、カントは永遠平和を目指すための平和連合を提唱する。

 

 ――この連合が求めるのは、……もっぱらある国家そのもののための自由と、それと連合したほかの諸国家の自由とを維持し、保障することであって、しかも諸国家はそれだからといって、……公法や公法の下での強制に服従する必要はないのである。

 

 カントの考えでは戦争への権利を正当化する国際法は無意味である。

 3「世界市民法は、普遍的な友好をもたらす諸条件に制限されなければならない」

 他国民の尊重の必要性について。

 

  ***

 ◆メモ

 補論に、諸国家は哲学者の提言に忠実でなければならない、という秘密条項がうたわれている。

 確かに、全員がカントの話を聞き入れれば戦争はなくなるだろう。

 平和連合の観念は現在の国際政治にも影響を与えていると思われる。

 少量の規定だけで全人類の行動を規制するのは困難である。戦争は膨大な数の人間が関わってくる複雑な現象である。大原則は必要だが、それだけではきれいごとで終わってしまう。

 カントは、ホッブズと同じように、人間は生来戦争と無秩序に向かう傾向を持っており、人為的、意図的に平和を創設しなければ安定は維持できないと考えている。

 平和への取り組みはおそらく無限の道だが私たちは進み続けるしかないだろう。

 

永遠平和のために (岩波文庫)

永遠平和のために (岩波文庫)

 

 

『昭和天皇独白録』寺崎英成

 本書は、敗戦直後に宮内庁職員が天皇からの聞き取りという形式で作成したもので、当時の東京裁判対策(天皇免責対策)と関連がある。

 軍に翻弄される、無力な平和主義者の天皇という図像について検討するきっかけとなる本。

 

 昭和天皇宮内庁の基本的な主張……

日中戦争の拡大、対米開戦には一貫して反対していた。

・しかし、立憲君主なので口出しはできない。

・口出しした場合、クーデタがおきてさらに事態が悪化するだろう。

・だから対米開戦はやむを得なかった。

 これらの主張が事実と異なっているということが、『昭和天皇終戦史』で指摘されている。具体的には……

満州権益は、事変からしばらくして容認するようになり、さらに上海事変日中戦争では早期終結のために増派をけしかけている。

・日米開戦後は一撃講和を唱え、また原爆投下後は国体護持のため本土決戦を「当然だ」と主張した。

田中義一への叱責を始め、首相・閣僚の指名に関与し、軍の人事に関与していた。

・クーデターとは別に、皇室に責任が及び、天皇制がおびやかされることを最も懸念していた。

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 他人事発言および、荒ぶる国民が戦争を招いたとする発言について。

 

 ――実に石油の輸入禁止は日本を窮地に追い込んだものである。かくなった以上は、万一の僥倖に期しても、戦った方が良いという考えが決定的になったのは自然の勢といわねばならぬ。もしあの時、私が主戦論を抑えたならば、陸海に多年練磨の精鋭なる軍を持ちながら、むざむざ米国に屈服するというので、国内の与論は必ず沸騰し、クーデタが起こったであろう。実に難しい時であった。

 

 次は別の本からの引用。

 ――『わたしの国民はわたしが非常に好きである。わたしを好いているからこそ、もしわたしが戦争に反対したり、平和の努力をやったりしたならば、国民はわたしを精神病院か何かにいれて、戦争が終わるまで、そこに押しこめておいたにちがいない。また、国民がわたしを愛していなかったならば、彼らは簡単にわたしの首をちょんぎったでしょう』

 新聞が戦争を煽り、それを国民が買って読み熱狂したことが確認されている。

 

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 政治と戦争指導に関与しておきながら、敗戦後われ関せずの態度をとったとすれば無責任な君主である。

 当時の政府に一貫して反対していたが、立憲君主としての役割を果たすため戦争を黙認し、また要求に応じて神社参拝や檄文作成を行っていたとすれば、無力で無能な君主である。

 天皇自身の、敗因についてのコメントや、「発狂する国民を抑えられない」発言を検討すると、かれに積極的に責任を担おうという精神は一切なかったようである。

 

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 田中義一叱責以降、政治介入を控えたと書く一方で、特に軍に対しての指示や命令が頻繁になされている。戦争の要所要所で継続を主張している。

 ――……私は参謀本部や軍令部の意見と違い、一度「レイテ」で叩いて、米がひるんだならば、妥協の余地を発見出来るのではないかと思い、「レイテ」決戦に賛成した。

 ――私は陸海軍が沖縄決戦に乗り気だから、今戦を止めるのは適当ではないと答えた。

 ――沖縄で敗れた後は、海上戦の見込みは立たぬ、唯一縷の望みは、「ビルマ」作戦と呼応して、雲南を叩けば、英米に対して、相当打撃を与え得るのではないかと思って、梅津に話したが、彼は補給が続かぬといって反対した。

 ――12日、皇族の参集を求め私の意見を述べて大体賛成を得たが、最も強硬論者である朝香宮が、講和は賛成だが、国体護持が出来なければ、戦争を継続するかと質問したから、私は勿論だと答えた。

 

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 付録の座談会が示すとおり、昭和天皇に対する解釈は、「立憲君主であり実権はなかったので責任はない」とする主張と、「実際は指揮権を持っており戦後責任逃れした」とする主張とに分かれる。

 秦郁彦は、後者の立場に立ち次のように言う。

 

 ――ぼくは、明治憲法の解釈について神話ができていたような気がするんです。昭和天皇は実は命令していた。ところが下が言うことをきかない。それを立憲君主制云々という話に戦後の研究者がしてしまったのではないか。

 

 半藤一利の発言。

 ――……ぼくはこれを読みまして、天皇陛下は大元帥としての立場をよくわきまえているということがよくわかるんです。たとえば上海事変の折、白川大将には、奉勅命令によらず、私が命じたとある。

 

 また、天皇の人物評は木戸幸一からの吹込みが多かったようである。

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 ◆所見

 責任のあやふやな体制で国家運営が行われたことは失敗の原因の1つと考える。

 そしてトップや指揮官が責任を取らない性質は今もしっかりと受け継がれている。

 天皇の戦争指導の細部について調べる必要がある。

 

昭和天皇独白録 (文春文庫)

昭和天皇独白録 (文春文庫)

 

 

よみがえる水文

 シャチの腹には
 船底でつけられた
 港の景色がある

 
 沿海州の、冷たい氷の上に
 赤い葉が落ちて
 流氷の、隆起していくのに
 あわせて
 溝は落ち葉を吸った

 
 シャチの子たる神学校の
 生徒たちが
 外套をかぶる
 雲の山に
 照準を向けながら

 
 外国人墓地
 海の胴体は並べられて……

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