2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧
著者はフランスのレジスタンスであり、厳しい調子で秘密警察の概要を説明する。 ――このとき私は、かれらがまさに、愚昧であると知性あるとを問わず、いずれも個性を欠き、内的な道徳的抑制をもたず、命令に服するや否や、善悪を判断する力ももたない人間であ…
鋤をふる、鍬をふる、 土の波をつくり 種をまく わたしたちは、その手足の1つ 1つが、土の力となり 土の成長を点検し 散らかった砂に 荘園をつくる。 何が? というのは、何が 散らかっているかというと それは、 肉、骨、内的器官 すべては動体から 分離…
2 パートナーシップ ドイツ敗戦時、かれらは資料を山中に埋めて身を潜め、機を見て米軍に投降した。 米軍と協議したゲーレンらは、ヨーロッパ駐留アメリカ軍総司令部参謀部軍事情報部USFET G2との協定を結ぶ。 内容: 現存勢力を利用し、ドイツ情報機関を設…
◆所見 ドイツ陸軍、のちゲーレン機関、BND(ドイツ連邦情報局)で情報機関の親玉として働いた軍人ラインハルト・ゲーレンの回顧録。 独ソ戦時の、参謀本部における勤務要領や、情報組織の整備、経験談など、興味深い話が多い。 ベルリンは東西冷戦におけ…
7 西側へ寝返ったスパイたち 亡命したクジーチキンの手紙。 ――イランにおけるソ連植民地のリーダーや党幹部らが、恥知らずにも私腹を肥やすことに血道を上げる信じがたい光景、ツデー党との汚いやりとり、アフガニスタンでの罪のない人びとの死、それにたと…
3 保護も権利もなく ――チェキストは子供のおもちゃなどに関心がないかもしれない。だが彼らはこの国の人間の生命と運命を、どんなときでもつねにおもちゃにしてきた。 ソ連公安機関最大の任務は、体制維持のための内部の敵破壊である。 ――要するにKGBと…
エリツィン政権時代に書かれたKGBとその未来に関する本。 著者はモスクワの新聞社「モスコーフスキエ・ノーヴォスチ」に所属するジャーナリストであり、ロシアが変わるとしてもKGBとその体質は残るだろうと予言する。 特にソ連崩壊前後のKGBをめぐ…
◆自作のガラクタを統合する 本ブログは読書感想文のほかに、作者の制作物も公開していました。 最近はUnityその他のフリーソフトを使ってゲームを作っており、以下はそのリンクです。 今後は、創作物カテゴリーについては、ゲーム関連を除いた純粋制作物(ポ…
◆iPhone用Bluetoothキーボード 家の外などでメモや日記を書く際に、iPhoneで入力するのがこれまで不便だったので、キーボードを買った。 サイズはiPhoneSEより少し大きい程度である。少し使ってみたところ非常によかった。 iClever 折りたたみ式Bluetoothキ…
◆眠くなる本 参考のために米陸軍の情報教程を読んでいるが、非常に退屈である。 原理原則をまず覚えさせるべきという方針は読み取れるが、無味乾燥とした定義が続くので飛ばし読みになる。 教程が退屈なのは古今東西の軍の宿命なのだろうか。 なるほど、こう…