うちゅうてきなとりで

The Cosmological Fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

無職は緑色の服

◆聖書とトクヴィル"Democracy in America" 現在、文語訳聖書とトクヴィルを並行して読んでいます。 植民地時代のアメリカ合衆国では、各タウンごとに高度の自治が行われており、敬虔な教徒の集まる集落では聖書にならった法律が施行されていたということです…

『プリンセス・マサコ』ベン・ヒルズ その2 ――宮内庁による雅子バッシング、皇族への人権侵害

6 皇太子の結婚は進まなかった。アンケートの結果、日本女性の大半は皇太子との結婚を望んでいないことがわかった。なぜなら自由を奪われ、窮屈な環境で生活させられるからである。 弟の秋篠宮は都内で遊び歩いている悪評が立っており、解決策として兄より…

『プリンセス・マサコ』ベン・ヒルズ その1 ――宮内庁による雅子バッシング、皇族への人権侵害

◆所感 雅子の結婚にまつわる話、宮内庁の実態について。本書は宮内庁と外務省から圧力がかかり発売禁止にされかけたとのことである。ウィキペディアによれば、大手新聞・週刊誌のほぼすべてが広告掲載を自粛したという。 外国人から見た日本の奇妙な点、理解…

『バガヴァッド・ギーターの世界』上村勝彦 その2

7 ・ヨーガは平等の境地であり、それはブラフマンとの合一であり、知性(ブッディ)の確立である。 ・ヒンドゥー教の三大目的は、ダルマ(法)アルタ(実利)カーマ(享楽)である。人生の時期に応じて追求すべきとするのが一般的な教えである。 ・ブラフマ…

『バガヴァッド・ギーターの世界』上村勝彦 その1

『バガヴァッド・ギーター』の内容に沿って、思想や当時の物の見方を説明していく。ヒンドゥー教の世界観は、日本仏教の中にも根付いている。 ◆メモ 『ギーター』の核心は、カーラ(時間)に翻弄される存在のむなしさ、義務を果たし、結果に執着せず行為する…

文語訳聖書の戦闘員たち

◆文語訳聖書 正月から文語訳聖書を読んでいます。これまで引用などで知っていた箇所はありましたが創世記から読むと面白い挿話がたくさんあります。 旧約聖書の神であるエホバは非常に厳しく残酷で、神を奉じるイスラエルの民や預言者も、ジェノサイドや略奪…

記録の刑

かれは、森の機関のもの 緑の技師となり、 血の河をさかのぼる あらゆる数の魚虫が、かれを あらかじめ混ぜ加えられたものとして、その鳥獣たちは かれを目の端にいれる。 化学プラントによる地蔵の 血の流れの上を 銀の舟が動く かれは、刑を受けて器官が待…