うちゅうてきなとりで

The Cosmological Fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ロシアのユーラシア主義、宇宙主義、その他宗教哲学

ロシア文化に関する本で紹介されていたので、以下の本を買いました。 だいぶ昔に興味を持ってはいましたが、日本語の古本がどれも高額なので手を付けていませんでした。 宇宙主義の発祥は19世紀ですが、ソ連崩壊後に一時的にブームになったとのことです。 ja…

DUNE 砂の惑星 を観にいった

原作は読んだことがないので、ついでにKindle原本を買いました。 Dune (English Edition) 作者:Herbert, Frank Ace Amazon 2部作に分かれており展開はゆっくりしていましたが、自分はまったく眠くならずに見ました。 元々原作SFに興味があったからかもしれま…

『徴兵制』大江志乃夫 その2  ――徴兵制の歴史をたどる

3 外征軍としての徴兵軍隊 日本軍は国民軍の皮をかぶった外征軍隊だった。 日露戦争の動員数100万人のうち8割以上が召集兵だった。 日露戦争により、安上がりな徴兵を前提とした兵力消耗戦が出現した。なお、日清戦争では死者1万5千人のうち1万2千人がコレ…

『徴兵制』大江志乃夫 その1 ――徴兵制の歴史をたどる

日本における徴兵制の歴史を検討する。 著者は熊本幼年学校卒、陸軍航空士官学校在学中に敗戦を迎えた軍人であるため、日本軍に関する実体験が豊富である。 *** 0 徴兵制と、日本の状況について。 下士官と兵が同数というのは、平時に将校と曹を基幹部隊と…