2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧
3部 光の子供と闇の子供(The Children of Light and the Children of Darkness) 民主主義をより悲観的な視点から分析し、また擁護することがこのエッセイの目的である。自由主義のあまりに楽観的な人間理解は、民主主義への幻滅を生みかねない。 そこでニ…
2部 道徳的な人間と非道徳的な社会 副題は「倫理と政治」である。 1932年、世界恐慌により各国の社会問題が深刻化し、共産主義とファシズムが勃興する時期に書かれた。不正義を生み出していた資本主義・民主主義とともに、共産主義についても、その運動が生…
メモ ラインホルト・ニーバーは米国で有名な神学者であり、宗教とは遠いように思われる20世紀初頭デトロイトの工業地帯や、フォードのブラック労働者を相手に信仰を伝えようとした。 元米陸軍人の著作家アンドリュー・ベースヴィッチもニーバーの魅力を講演…
北海道警の裏金づくりを追及する北海道新聞(以下「道新」)の取り組みをテーマにした本。 ja.wikipedia.org ◆所感 おそらくもっとも自浄能力のない組織の1つである警察の不正を、どのように解明していったかが描かれる。道新の仕事は、政治家、官庁、検察と…