うちゅうてきなとりで

The Cosmological Fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

サバゲ―を初めてやった & 筑波山

◆サバゲ― 無職戦闘員の職場にサバゲ―マーがいるので、わたしも初めて参加しました。 かくれんぼ+射撃という感じでとても面白かったです。 今回はエアガンなども全部レンタルだったので、自分用のエアガンを買いました。 www.tokyo-marui.co.jp ◆筑波山 茨城…

『米国先住民の歴史』清水知久 ――個人的な思い出もあるインディアンの歴史

◆所感 アメリカ合衆国におけるインディアンの歴史をたどる本。 数百年の歴史を通じて、徐々自治や自立の権利が認められてきたものの、インディアン(先住民、ネイティブアメリカン)は、平均的にまだ非常に貧しい状態に置かれている。 先住民については、カ…

『日本奥地紀行』イザベラ・バード ――残っていないようで残っている日本の風景

1870年代の日本や韓国などアジアを旅したイギリス人イザベラ・バードの旅行記。 ja.wikipedia.org 特に、東北の奥地やアイヌの生活が描かれている点が貴重である。 ◆所感 西欧文明に適合しようと、様々な技術や風習を導入しようとする当時の日本の様子が細か…

ドクトリンがないと軍隊は行動できない

日本陸軍で使われていた『統帥綱領』を読んでいます。 ja.wikipedia.org 軍司令官以上がとるべき戦略や指揮について記載した本であり、内容は、当時の日本軍が重視していたクラウゼヴィッツやドイツ帝国軍の影響下にあります。 統帥綱領 作者:大橋武夫 建帛…

『冤罪はこうして作られる』小田中聰樹 ――戦後の冤罪の歴史

◆所見 冤罪の生まれる原因は司法制度そのものに由来する。それでも、戦前から戦後にかけて、拷問の軟化や再審制度の運用など、中世的な状態から改善されてきてはいる。 その担い手は、人権や民主主義といった「きれいごと」を実現しようとする弁護士や有志だ…

『真珠湾収容所の捕虜たち』オーテス・ケーリ ――アメリカの傘の下で

……米軍での考え方はその反対だった。将校が模範を示さないと兵隊は動かないし、将校は兵隊より立派なるがゆえに、将校なんだという考え方が普通だった。 ◆所感 ドナルド・キーン等の日本研究者(後に日本国籍取得)とも同僚だった元情報将校が書いた本。 祖…