つくばとロスアラモス - うちゅうてきなとりで

つくば市の近くの石岡市でトレイルラン大会があったので参加しました。

週1のフィジカルトレーニング（2時間サーキットをやる拷問）やバーベルウェイト20kgを背負ってのランニングのおかげか、基礎体力の向上を確認しました。

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前日につくばエキスポセンターに行きましたが、到着してから数年前に来たことに気が付きました。

つくばの中心部は道路が広々として、人もまばらでのどかです。最近は新築マンションが増えて移住者が増えているらしいです。

駅から少し歩いた旅館に前泊しましたが、付近には大量の公務員宿舎廃墟があります。

クリストファー・ノーランの新作ということで観にいきました。

原爆開発のリーダーを描いた話ということで非常に面白かったです。

当時の科学者たちが多数登場します。ドイツ側に残り、結果的に開発に失敗したハイゼンベルクも少しだけ出てきました。

偶然、最近ブログにアップしたソ連 KGBの本でも原爆関連のスパイ活動に関する言及がありました。

また、オッペンハイマー失脚の背景になった赤狩りや反共政策についても、去年読んだFBIの本でちょうど細かいことを読んだところでした。

公民権運動において活躍したキング牧師は、現在はアメリカ合衆国の祝日になっています。

しかし、今でこそ犯罪捜査機関のイメージが強いFBIは、設立当初から一貫して共産主義スパイの取り締まりを第一任務としており、キング牧師が死ぬまで、かれをソ連のスパイとみなし監視を続けていました。

ベトナム反戦運動も、背後にソ連がいる（ベトナム戦争に反対するのはソ連スパイ）ということで監視・取り締まりの対象とされていました。

合衆国では赤狩りが黒歴史の1つとみなされています。

スノーデンの「自国民に対する」違法監視が大きな問題になったのにはそのような背景があるようです。

この映画は本国でヒットしているようですが、目立った戦闘シーンがなく、時系列が込み入った話であるにもかかわらず観る人が多いのは、原爆や冷戦初期への関心の高さが影響していると思われます。

その他参考：