◆伊豆の海
今年は暑かったので、海に潜ると冷たくて非常に気分が良かったです。
◆山
Spartan Beastという21㎞トレイル+障害物レースに参加しました。去年よりも結果が良かったので引き続きトレーニングしようと思いました。
その次の週、裾野でSpartan Trailという6時間耐久トレイルランリレーに参加しました。
トレイルランは心肺能力や足腰を鍛えられるので健康にいいと感じました。
◆情報戦についての日記
最近、情報戦(Information Warfare)に関する本を読んでいます。
仕事が情報セキュリティ系なので割と身近ですが、どうしてもうさんくさい話になりがちなので書くのは気が引ける題材です。
情報戦?
情報戦は、情報や思想そのものを武器化し、敵の意思決定や敵国民の世論・感情を操作する戦術であり、古来からある戦いです。
具体的な方法としては、プロパガンダ、偽情報、でっちあげ、記録の改ざん・抹消などがあります。
情報戦では、敵国の社会における分裂や分断が利用されます。
上にあげた本では、ロシアによる米大統領選への介入以前に、既に米国内で様々な内紛(政治的対立、陰謀論)が燻っており、これをロシアが活用したことが検証されています。
このような作戦では、情報を武器化するため、特定の思想や活動が正しいかどうかは問題ではないとのことです。
第1次世界大戦中、英国植民地だったアイルランドでは、ドイツ帝国に協力する活動が盛んでしたが、現在、アイルランド独立を「ドイツによる反英工作の産物で、汚点」という人はあまりいないようです。
社会的な論争を招く問題を、情報戦では好んで活用します。
エスニシティ同士の対立、地域の対立、特定の人間に対する差別的な待遇、政治家の汚職や不正などが、外部による情報戦のテコとなります。
かといって、このような攻撃を防ぐために、社会的な論争をすべて「外国勢力による介入、工作活動」として鎮圧・封殺した場合、問題が発生します。
国内問題を解決せず反論を封殺することで、北朝鮮や中国、ロシアのような体制に近づき、思想・意見の多様性が国家の存亡につながる脆弱な統治体制に変容するおそれがあります。
情報戦による敵への攻撃・敵に対する攪乱は厳然として存在します。そして、世の中がうまくいっていない場合、それはこのような勢力にとってチャンスとなります。
本質的に醜い
かつてはテレビ放送、ラジオ、新聞といったメディアが支配的だったので、情報戦には大掛かりな組織や予算が必要でした。今はSNSやネットが普及したので、このようなサイバーを活用した戦術は低コストでできるようになっています。
私個人は「敵をかく乱するために嘘やデマを垂れ流せ」というやり方に抵抗を覚えます。やっていることは詐欺師や悪徳商法とほぼ同じなので、国防のためにデマブログを書け、デマニュースを流せ、と命令されたらおそらくできないと思います。
- なぜそのように抵抗を感じるのか考えたところ、自分は嘘つきということに非常に嫌悪感を抱いているからではないかと推定しました。
- ではなぜ嘘つきが嫌かというと、これまでに保身のために嘘をつく人間をたくさん見てきて、こういう人間にはなりたくないと強く感じたからではないか、と推定しました。
多くの民主主義国も、大ぴらにこのような偽情報作戦はできないようです。
しかし、ロシアの情報戦ポリシーは「偽情報を流し続けることで、1つ1つ反論・訂正を迫られる「防戦」状態に敵を追いこめ」というものです。
このような「攻撃的情報戦」に対抗するにはどうすればいいかが問題ですが、名案は思い付きません。
どのような戦争にも拷問やレイプ、掠奪がつきものであるように、情報戦にも嘘、デマ、虚偽という醜い要素がついてまわると認識すべきだと感じました。
臣民を騙すところから始めよ
上の本に書いてある研究では、もっとも活発に情報戦を行っているのはロシアです。
その由来は、帝政ロシア秘密警察による国内の治安維持(無政府主義者、共産主義者の摘発・排除)だったとのことです。
外国に対する攻撃ではなく、自国の体制安定がその発祥ということで、自国民に対して偽情報を拡散することも普通に行われることがわかります。
そして
並行して、FBIの起源をたどる『FBI秘録』も読んでいるので、引き続き調べていきたいです。
参考本メモ:
the-cosmological-fort.hatenablog.com
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