◆つぶやき
長らく読めなくなっていた小説をまた読もうとおもっていくつか買いました。
元々、中高生のときは小説ばかり読んでいたのですが、近年はほとんど通読することができなくなっていました。
読んでいる間に作り物感を察してやめるか、時間がもったいないと判断してやめることが多くなりました。
長々と状況説明や独白が続いていて、その文言自体に魅力がないと、これを読む時間を他の歴史やその他の本に使うほうがいいのでは、という邪心が働いて集中力が切れてしまいます。
ですが、映画やゲームはよく見たりプレイしたりしているので、フィクション自体に関心がなくなったのではなく、小説という形式に何か問題が生じたのだと考えています。
19世紀の小説……ディケンズやドストエフスキー、ユーゴー、デュマ、ゾラは、当時は人気連載だったとのことですが、今読むと冗長で疲れます。これらの作家は中高生の頃読んで今でも好きですが、もう1度読めといわれるとなかなか難しいと感じます。
ヘンリー・ミラーは非常に強い影響を受けた小説家で、わたしはこれを読んでニートにならず自衛隊に就職できました。しかし、今読もうとすると尻込みします。
カフカ、フラナリー・オコナー、ハインリヒ・フォン・クライスト、中島敦、坂口安吾は、短編が主であり、また日本語、英語でも読みやすいので、今もたまに取り出します。物理的にそこまで時間をとられないということが利点だと思います。
トニー・デュヴェールという20世紀フランスの小説家は、題材は非常に不健全ですが、翻訳の文言に魅力があります。作風はヌーヴォー・ロマンですが、物語として体をなしていませんが、面白いものはあります。
言葉そのものに着目する詩は今も読むことができます。大手拓治、アンリ・ミショー、ゴットフリート・ベン、トラークル、パウル・ツェランなど。ドイツ語・フランス語が読めないので翻訳ですがいまでも記憶に残っており、このような文書を書くべきだと感じています。
◆買い物リスト
今後読んでいく小説は以下のとおりです。
・カトリック信仰を前面に押し出しているもの
レオン・ブロワという特異な小説家が面白かったので、関連する本も読んでいきます。
・冒険の話
どのような物語も、人の関心を引くということが最重要と考えるようになりました。
・その他
以下のアメリカ人小説家は有名ですがまだ1作も読んでいませんでいた。