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うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

発動

  あの人物、壊れた屍体のあの人物が、
 歩き出す。

 球形になって、取り囲む
 スコップを持った作業員たちの
 中心で。

  何度もスコップで叩かれ、胴体の
 (主たる構成部分について、再びもとには戻らないだろう)

 四肢はぼろぼろと落ちた。

  しかし、屍体は停止しない。

 土からガスを注入することにより、
 脳のない歯車装置のように
 強烈な志向を持っていたからだ。

 すなわち、文字列の
 焼けるにおいである。

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