2016-05-02 発動 とりでポエム あの人物、壊れた屍体のあの人物が、 歩き出す。 球形になって、取り囲む スコップを持った作業員たちの 中心で。 何度もスコップで叩かれ、胴体の (主たる構成部分について、再びもとには戻らないだろう) 四肢はぼろぼろと落ちた。 しかし、屍体は停止しない。 土からガスを注入することにより、 脳のない歯車装置のように 強烈な志向を持っていたからだ。 すなわち、文字列の 焼けるにおいである。