うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

投光器(2013)

 食べること、食べる、
 において、
 噛むこと、歯と、歯ぐき、生物的な
 舌によって操縦すること
 そのような消化の地獄の訓練をやる
 わたしたちは、眼球を開いて
 日の出を迎える。
 
 朝は、粘土にくるまれた雪の時から、
 水をすくいとった
 するどい氷からにじみ出る、純度の
 高い水を
 動物は飲んだ。
 
 尻尾が地面を払うと、雪の
 粒子が舞い上がり、
 かれらは、黒ずんだ、魚の死体と
 水産加工物の、腐ったものを
 積みあげたトーチカの中から
 かれらは監視した。
 
 雪の動物たちを監視し、冬をこえている。