食べること、食べる、
において、
噛むこと、歯と、歯ぐき、生物的な
舌によって操縦すること
そのような消化の地獄の訓練をやる
わたしたちは、眼球を開いて
日の出を迎える。
朝は、粘土にくるまれた雪の時から、
水をすくいとった
するどい氷からにじみ出る、純度の
高い水を
動物は飲んだ。
尻尾が地面を払うと、雪の
粒子が舞い上がり、
かれらは、黒ずんだ、魚の死体と
水産加工物の、腐ったものを
積みあげたトーチカの中から
かれらは監視した。
雪の動物たちを監視し、冬をこえている。