◆ライシテ
最近、フランス現代史にかんしていくつか本を読んだのをきっかけに、フランスの政教分離(ライシテ)について興味を持ちました。
・フランスは歴史的経緯により、国家・公的空間から宗教を排除する。
・あらゆる宗教の平等を認め、信仰の自由を尊重する。
・しかし、実際には「カト=ライシテ」とも呼ばれ、カトリックが「伝統」の扱いを受けて他の宗教よりも公的に優遇されている。
・一方、イスラームはライシテの厳密な適用を受け、スカーフ/ヴェール問題などに発展している。
・政教分離解釈は自治体や各地方裁判所によっても様々で、世論、有識者の見解も様々である。
タイトルはうさんくさいですが、フランスのムスリム哲学者が、フランスにおける政教分離について考えを展開しています。
こちらはフランスの著名な学者によるイスラム過激派論です。
◆クンデラ
チェコの作家ミラン・クンデラの評論集を読んで、まだ読んでいない本をいくつか買いました