うちゅうてきなとりで

The Cosmological Fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

『北欧神話』コラム ――単なるメモ

 北欧神話を子供にもわかりやすくまとめたもの。

 オーディン、ローキ、トール、フレイといった有名な神だけでなく、小人、巨人等様々な種族が登場する。

 

 ――神さまたちが、計略をつかって城壁をつくってもらったこと、約束をやぶったこと、アースガルドで正しくないことがおこなわれたことを、オージンは悲しく思っていたのでした。

 

 巨人は神々と対立する種族だが、完全に悪人というわけではない。ローキは神と巨人の合いの子であり、いたずらをくりかえすが最後には神を怒らせて殺される。

 神も、相手をだましたり、宝に目がくらんだりと世俗的である。小人にも残虐な者がいる。

 神々はいたずらや、攻撃されたことをよく覚えており、仕返しの機会をうかがっている。

 神々のたそがれにおいて、神と巨人、魔物とがお互いに殺し合い、生き残ったものたちが新しい世界をつくっていく。

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 ヨツンヘイム……巨人の住む国

 ニブルヘイム……世界の最下層にある氷の国

 ムスペルヘイム……灼熱の国

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 ローキと魔女アンゲルボダとの子供……フェンリルヨルムンガンド、ヘラ。

 

 ――3ばんめは、生きているすべてのものの命をうばうのを願いごとにしていて、それもある姿をしてやってきたのですが、アースガルドの神々は、その姿をみて、ぞっとするほど恐ろしくなりました。というのは、それは女のすがたをしていたのですが、半身は生きた女の姿で、あとの半身は死骸だったからです。