制作:1993年
監督:ジム・シェリダン
原題:In the name of The Father
IRAによるロンドン近郊・パブ爆破事件(ギルフォード・パブ爆破事件)の濡れ衣を着せられ、15年間服役させられた北アイルランド人たちの実話に基づく。
・主役たちは、英国警察の証拠隠滅により、当初有罪となるが、弁護士や市民の助けを借りて無罪を勝ち取った。
・主人公ジェリー・コンロンは父親に反発し窃盗を働いており、刑務所でも当初は反抗した。しかし、死が近づいても嘆願運動に取り組む父親の姿を見て、希望を持ち協力した。
正義を実現するために人びとが戦う姿と、家族の連帯を描く。
IRAの爆弾犯(真犯人)はダニエル・クレイグを連想させる。この映画では、犯罪者ではなく戦闘員として表現されている。体制側は反政府組織を犯罪者として扱うが、組織側は、自分たちのことを、軍人だけを狙う戦闘員だと認識している。