うちゅうてきなとりで

The Cosmological Fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

眠りの日

 霧のなかから

 にじみだす

 朝の波

 鳥の巣とともに

 黄金の

 煙が吹く

 舟のへさきに

 日がぶつかり

 その日の丸い顔が

 浮かび上がった

 翅の音に

 あわせて

 調子をそろえるように

 労農軍が

 鋤を振り

 溝をほり

 夏にはかれらの

 子供を植える

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