うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

『ソドムの百二十日』サド

 フランスの小説家サドによる幻想文学

 本書の構成は以下のとおり。

 

・背景

・登場人物

・計画

・訓示

・日課次元

・記録

 

 計画によって集められた少年少女は、4人の変態権力者の変態行為の犠牲になる。あわせて、4人の中年女が自分の経験した変態行為を話して聞かせる。

 ひたすら糞尿と変態行為の記録が続き、最終的には『悪徳の栄え』のように拷問と殺人に至る。

 変質大会に関して、割と計画が構成されているのが笑いどころである。

 おそらくこれが、作者の作りたかったものなのだろう。

 異様なオブジェのような本で、わたしのような素人には、読み進めるのは大変である。中間部はほとんど読み飛ばした。

 4人の変態権力者(公爵、司教、法院長、徴税請負人)は、1人を除くと、性的不能に近い。

 中年女の回想でも、変態行為に執着する性的不能の人物が多数現れる。何かの関係があるのだろうか。

 

 権力者たちの、悪徳と非道を追求する哲学、奴隷を苦しめれば苦しめるほどよしとする哲学が挿入される。

 糞尿趣味の者は、汚ければ汚いほどいい、と自説を開陳する。

 

ソドムの百二十日

ソドムの百二十日