うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

聴くことのひも

 呪いの花の壁によりかかって聴く、
 あの人たちは聴く、今、
 平面の人たちの声を
 耳の規律を正して、
 風のたわみから
 両手で電気的な雑音を
 すくいあげる。
 
 あれは、副官の首
 睡眠の積もり積もった土から
 フレンチ式バルブのように、指で
 ねじりとった首、
 きれいな言葉をしゃべる
 祭礼業者に交じって。
 
 それらの声をないものとしてとらえる。

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