2015-08-04 聴くことのひも とりでポエム 呪いの花の壁によりかかって聴く、 あの人たちは聴く、今、 平面の人たちの声を 耳の規律を正して、 風のたわみから 両手で電気的な雑音を すくいあげる。 あれは、副官の首 睡眠の積もり積もった土から フレンチ式バルブのように、指で ねじりとった首、 きれいな言葉をしゃべる 祭礼業者に交じって。 それらの声をないものとしてとらえる。