うちゅうてきなとりで

The Cosmological Fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

『The Wonderful Adventures of Nils』Selma Lagerlof

 『ニルスのふしぎな旅』の原作の翻訳版。

 未熟でひねくれた少年ニルスが、家の小人にいたずらしたために、自分も小人にすがたを変えられてしまう。ニルスは家畜に助けを乞うが、逆に襲われる。動物たちは、ニルスによっていじめられ、いたずらされたことを覚えていた。

 小人のタンビエトットとなったニルスは、白い家鴨に乗ってスウェーデンを旅する。動物たちはよくしゃべる。

 エピソードには、どうぶつと人間、自然と人間のかかわりを題材にしたものが多い。

 ニルスは家鴨との信頼関係を築いた後、無事自宅にもどり、人間のすがたを取り戻したが、動物たちのことばが理解できなくなっていた。かれはいっしょに旅した雁たちを見送る。

The Wonderful Adventures of Nils

The Wonderful Adventures of Nils