インド、東南アジアに普及している古典物語。
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王子ラーマは別の王国の王女シータと結婚する。しかし、弟の嫁の母方に意地悪な老婆がおり、策略によって王国を追放される。
ジャングルに追い出されたラーマ、シータ、ラクシュマナは森の悪魔スルナパカーらと闘う。しかし、ランカ(セイロン)の魔王ラーバナの策略(黄金の鹿)によりシータをさらわれてしまう。
ラーマとラクシュマナは、父の友人であった鷹や、猿ハニュマーンらの助けを借りて、シータを取り戻すため捜索隊を編成した。
他人を殺した場合、また卑怯な行為をした場合、かれは被害者によって呪いをかけられ、必ず報いを受ける。ラーマの王ダサラタや、ラーマ自身といった、正義の人物でも例外ではない。かれらは殺すことにより呪われる。
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ラーマとハニュマーンの猿の大軍はランカに攻め入り、ラーバナの親族であるクンバカルナ、インドラジットを倒し、ラーバナも殺す。かれらは死ぬときに改心する。ラーマによれば、「良い行いはすぐにやり、悪い行いはなるべくやらずにひきのばしなさい」。
シータの身の潔白は火の環くぐりによって証明されるが、その後、シータが追放される話については省略されている。
この物語では善い人間悪い人間は固定されておらず、どちらにも転向の可能性がある。
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