うちゅうてきなとりで

The Cosmological Fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

26.12.11

 今日は白と水色の細い銅線をたくさんの眼窩にとりつけて、専用の器具を使ってパチン、パチンと固定する作業がおこなわれるのを後ろから眺めた。

 午前中は、作業員らが片手に握った器具を振り回し、もう片方の手で試みのための受話器を操作するのを見た。

 それから、血をしみこませた脱脂綿で他人の印章をいくつも使い、意味のない書類をつくった。それを別の回廊に控える構成員に手渡した。

 帰る前に、パンダの耳を持つ首脳幹部の説法を聞かされた。

 無意味な雑用が終わり、今日も無駄死にに1日近づいた。おわり。

 

 政治にかかわる方法の1つに、税金を養分として寄生虫になるというものがある。寄生虫であることが検知されてしまうと、それはいけない、鉄の親指と人差し指でひねりつぶされてしまうので、宿主を防護する戦闘員のふりをしなければならない。

 そのとおり。

 ジハード戦士もどきにうまい具合に変装し、税金を吸って豚になる。