有名な映画を中心に観た。
◆「レインマン」
トム・クルーズは自閉症の兄の存在を知り、始めはこの兄から遺産をとろうと躍起になるが、そのうち兄弟として認めるようになる。
◆「いまを生きる」
規則と親の意向にしばられた名門私立学校に、教師がやってくる話。自分の意志を見つけ、それを貫くことを教えるが、子供には困難がつきまとう。教師はまた詩の読み方についても教育する。詩は直接読んで感じることが重要である。
私立学校について……アメリカの全寮制学校はボーディング・スクールと呼ばれ、富裕層の子供が大学進学のために勉強する。宿題が多く、また生徒は部活動に参加する。
以下所見:『告発のとき』で描かれているのはPTSDに苦しむ兵隊である。
イラク戦争映画のなかでは1番好きなもの。
◆「グッド・ウィル・ハンティング」
主人公は数学の才能を持っているが、スラムに生まれて孤児で育ち、低収入の仕事しかできない。他人に心を閉ざしており、暴行や軽犯罪の前科がある。かれはロビン・ウィリアムズと交流することにより、心を開く。
超人的な才能を持っているという点を除けば一般的な青年の心の変化を描く。
作中の言葉……他人の言葉を暗記しても無意味である、自分で考えなければならない、自分の知覚したものごとを話すこと、何がやりたいのかわかっていないものは、その質問に答えられない、自分の尺度を押し付けてはいけない、等。
◆「アメリカン・ビューティ」
登場人物のほぼすべてが表面をとりつくろい、うそをついて生きている映画。良い生活を装っているが、内実が崩壊している様子。
◆「シカゴ」
殺人罪で投獄された利己的な2人の女が、悪徳弁護士の力を借りて無罪を勝ち取り、前科者の肩書で注目を集めシカゴの人気ダンサーになる。
登場人物は悪人ばかりだがかれらが策略を使って障害を乗り越えていく様子が面白い。
操り人形の歌と踊り、最後の2人の歌と踊りがよくできており感心した。
◆「フォレストガンプ」
足が速いという素質をいかして愚直に生きる男の話。うすのろとバカにされる人物が才能によって活躍する姿に心が動いた。
一方、フォレストガンプが執着する幼馴染の女は、常に社会の負け組として生活する。最後にガンプと結婚するが、ウイルス性の病気で早死にする。
国の大統領は、度々銃撃される。
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◆「スラムドッグ・ミリオネア」
スラム街で育った少年が、これまでの経験を活かしミリオネアで大金を獲得する。最後、初恋の娘とも再会する。エンディングにインドダンスがおこなわれる。
◆「シッコ」
アメリカの医療問題を題材にしているが、淡々と進むため眠くなる。
◆「戦場にかける橋」
日本軍の捕虜となったニコルソン大佐は、形の残る成果を出すため、また、捕虜たちの士気と規律を保つため、日本軍のための鉄道橋を建設する。しかし、英軍の空挺部隊により、完成直後に破壊される。
大佐は自分の部隊のために目的を設定したが、それは敵を利するものだった。また、アメリカ海兵らの爆破部隊も、与えられた目的のために命を犠牲にした。
強制力によって士気を高揚させることはできない。