制作:2015年
監督:トム・マッカーシー
タイトルは、ボストン・グローブ紙内の調査報道コーナーに由来する。
演出や展開は地味だが、教会の隠ぺいシステムを追及し、被害者たちの実態を表に出そうとする記者の信念に共感した。
登場人物たちは、子供が性的暴行を受け精神疾患になっていくのに薄々と気が付きながら、自分の仕事をし、また黙殺してきた。
記者や、教会を顧客に持つ弁護士たちは、「正しい側につく」ために自分の行いを省みる。
かれらの行為は読者の反響や、世界中の教会に与えた衝撃によって報われた。