2016-10-05 符号の星 とりでポエム 星の粒から 糸くずがしたたり落ちて 大理石のふたをあけた 見張りの犬と、帽子の男たちが 辛抱強く 光を飲んだ かれらは一族になった。 自分たちの、そのとき 光源となった、人体的、 食道・小腸ロープを手のひらに 巻き付けて、裏庭をはしゃぎまわる 生徒たちはすぐに 大人しくなった。 いたずら子供たちがふたをしめて、 土を払った。 白ブドウのような、手のひらを みせながら。