うちゅうてきなとりで

The Cosmological Fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

残酷物語その他

 ◆本

 引き続きアーレントの『全体主義の起源』を読んでおり、いまは第2部の帝国主義が終わりかけている部分です。

 日本語で最近読んでいるのは『日本残酷物語3』、『グァテマラ虐殺の記憶』、『流転の王妃の昭和史』などです。

 

日本残酷物語

日本残酷物語3 (平凡社ライブラリー)

日本残酷物語3 (平凡社ライブラリー)

 

 きりしたん、かくれきりしたんに関する章は、一昨年、長崎を旅行したのでとても興味深く読んでいます。

 

グアテマラ内戦

グアテマラ虐殺の記憶―真実と和解を求めて

グアテマラ虐殺の記憶―真実と和解を求めて

 

 グアテマラ情報機関は合衆国からゲリラ討伐の訓練を受けたとのことですが、合衆国もまたフランス軍から、アルジェリア独立戦争時の尋問・拷問に関する技術を学んだとのことです。

 なので以下の本もいずれ読む予定です。

A Savage War of Peace: Algeria 1954-1962 (English Edition)

A Savage War of Peace: Algeria 1954-1962 (English Edition)

 
The Battle Of The Casbah: Terrorism And Counter-Terrorism In Algeria, 1955-1957

The Battle Of The Casbah: Terrorism And Counter-Terrorism In Algeria, 1955-1957

 

 

満州国

流転の王妃の昭和史 (中公文庫)

流転の王妃の昭和史 (中公文庫)

 

 溥儀の弟溥傑に嫁いだ日本人である嵯峨浩の伝記です。非常に良い家の生まれで、本人や周囲もそうした血統を重要だと考えています。

 本の最後に、「わたしは普通の日本人の2、3倍も激動の人生を送ってきました」という趣旨の文があります。確かに平民では体験できない生活(暮らしぶり?)ながら、はっきりと言葉にする性格に驚きました。

 

 

 ◆Unityとゲーム

 Minecraftがおもしろかったので(まともにゲームをやるのはJNetHackバイオハザード4以来です)、ゲーム制作の勉強を始めました。まだほとんど何もできませんが参考書は買ったので地道に練習していこうとおもいます。

 来年中には、サイトをつくってゲーム(無料のクソゲー)を公開できるのが目標です。

 無職としてはコンピュータの知識を持っておいて損はないはずです。

 

・Unity

 小学生のとき『RPGツクール』で遊んでいましたが、30歳過ぎの中年になったということでもう少し複雑そうなUnityを使っています。

Introduction to Game Design, Prototyping, and Development: From Concept to Playable Game with Unity and C# (English Edition)
 

 

・その他

 暇な時間を使って、今後勉強していく予定です。

Beginning C++ Through Game Programming

Beginning C++ Through Game Programming

 
C Programming Absolute Beginner's Guide: C Progr Absol Begin Guide (English Edition)

C Programming Absolute Beginner's Guide: C Progr Absol Begin Guide (English Edition)

 
The Art of Game Design: A Book of Lenses, Second Edition (English Edition)

The Art of Game Design: A Book of Lenses, Second Edition (English Edition)

 
Java: A Beginner's Guide, Eighth Edition (English Edition)

Java: A Beginner's Guide, Eighth Edition (English Edition)

 

 

 

 ◆健康

  先日、ホノルルマラソンに参加しました。42kmを走るのは初めてでしたが、予想以上に足の痛みがきつかったです。来年はもう少し準備しようとおもいます。話を聞くと、皆さん鎮痛剤をよく飲むようです。

 

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粘土人形制作 ウンゲルン1号 その3(終)

 人形第1号の完成までを報告します。

 

 4 手の接続、塗装

 アルミホイルでつくった腕の芯が不均衡のため、左右で手の大きさが違います。

 また、肉付けしたためうまく接続できず脱臼したようになっています。

 この時点で当該人形に対する執着を失い、塗装も投げやりになってしまいました。

 

 モノクロの写真をもとに塗装を始めたのですが、自由に色を使うと安っぽい人形のようになってしまうことを発見しました。

 これは私の塗装がへたくそということもありますが、子供の工作レベルです。

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 5 完成

 色塗りにむらがありますが、修正する気力を失っていました。

 髪の毛のうねりと、衣服の下半身部分は予想よりよくできました。

 

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 その他教訓

・自立するためには粘土が固まるまで確実に姿勢を固定する

・単色、あるいは銅像の錆を表現する

チベット仏教画の顔面塗りを参考にする

・顔、とくに眼球の造形が肝要である

粘土人形制作 ウンゲルン1号 その2

 前回から少し間が空きましたが引き続き呪いの人形制作過程を投稿します。

 

 2 大まかな成型

 針金とアルミホイルを芯材にして、その上に石粉粘土をつけていきました。

 要領がよくわからず水をつけすぎ、また芯材を盛りすぎたのでだいぶ肥大化しました。

 水で柔らかくなったので顔などもうまくつくれませんでした。

 横のスターリンジョージア共和国で買ったおみやげです。

 腕は後付けしているようなのでいったん作った後もぎとりました。

 これを1日放置して乾燥させました。

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 3 髪の毛、衣裳、細かい顔の整形

 前項の土偶の時点でかなりやる気がなくなっていましたが、そのまま放置してもしょうがないので肉付けを行いました。

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 体のバランスは悪いですが髪の毛、ひげ、衣裳(モンゴル民族衣裳)の下半身部分は思ったよりはうまくできました。

 粘土でのやり方はほとんどYoutubeを参考にしています。

 足のバランスが悪く、なかなか自立しません。

 この後、両腕をつけるのに苦労し、左右で大きさの違う不自然な腕が装着されます。

 

 [つづく]

粘土人形制作 ウンゲルン1号 その1

 粘土人形1号はウンゲルン=シュテルンベルクを作ろうとしましたが、やはり最初だけありうまくいかない点がたくさんありました。

  この人物は当初ロシア帝国軍に所属していましたが(確か准将か)、革命後に白衛軍に参加しました。指揮系統上は、コルチャークの全ロシア軍傘下のセミョーノフ軍の下にありましたが、実際はほぼ無統制状態で、モンゴルの首都や外蒙古各都市を襲撃し、「自分はチンギス・ハンの生まれ変わりである」と自称し、赤軍中華民国軍と戦いました。

 かれは1921年、赤軍に捕えられ処刑されました。

 

ロマン・ウンゲルン - Wikipedia

 

 ◆完成時

 わたしの理想の2パーセントくらいが実現しています。

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 1 設計図作成

 ネットで写真を集めて、これを参考に設計図を書きました。

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 独自色を出したいという考えから頭部を肥大化させています。しかし粘土をつくる過程で手足もふくらんでしまったので結果的に単なる寸胴になりました。

 

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 実際はこの写真のような姿です。

 

 [つづく]