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うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

『野呂邦暢・長谷川修往復書簡集』

本メモ ◆日本のフィクション

 ボルヘス『不死の人』を二人とも評価している。リアリズム、日記文学からの解放を目指していたようだ。

 芥川賞が文学を志す人間の登竜門であり、原稿料で生活することで作家になれる、また書き手に不足している時代だった。

 リアリズム・私小説派と反リアリズム派のおわりなき戦いはこの本でも垣間見ることができる。反リアリストのあいだではシュールリアリズム、ヌーヴォー・ロマン、科学が尊重され、その頭領は安部公房らしい。

 『失われた兵士たち』という戦争文学についての批評があるとのことなので、いずれ読んでみる。

 

野呂邦暢・長谷川修往復書簡集

野呂邦暢・長谷川修往復書簡集