うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

『赤毛のアン』モンゴメリ

 「そう。これもいつかおぼえることの一つだわ。いろいろおぼえることがたくさんあるって考えているのは、すばらしいと思わない? あたし、生きてることがうれしくなっちゃうの、――こんなにおもしろい世の中ですもの。なんでもみんなわかっちゃったら、きっとおもしろ味が半分になるわね? 想像の余地がなくなるんですものね!」

 「ミス・バーリィって、親身な心の人よ……見かけはそう思えないけどね、でもそうよ。マシュウみたいに、一目でわかるというんじゃないの。でも少しつき合うとわかるのよ。心の通じる人って、あたしが思ってたほど稀なものじゃないわ。そういう人たちにこの世の中で大ぜいあえるということは、なんてすばらしいんでしょう」

 「きっと、アンにあんな恰好をさせといて、謙遜の美徳を養う気だろうがね。それがかえってねたみや不満を養うことにもなるんだ。あの子は、自分の服で、とうからほかの子にひけめを感じているにちがいないんだから」。

 

 感受性が強くてよくしゃべるアンが、悪意のない人たちにかこまれて育つ。おしゃべりだが想像力があるので、好感がもてた。

 

赤毛のアン―赤毛のアン・シリーズ〈1〉 (新潮文庫)

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