うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

2015-06-20から1日間の記事一覧

『アーロン収容所』会田雄次

英軍捕虜となった著者の有名な本。イギリスの人種主義を知るうえで参考になる。 著者は「安」師団に配属されビルマ方面で戦った。無条件降伏ののちイギリス軍のアーロン収容所に入れられた。著者はイギリス人に並々ならぬ憎悪を抱いている。ルネサンスを専攻…

『言語』サピア その4

第十章 言語と人種と文化 ――人種、言語、文化は並行的に分布してはいないし、それぞれの分布地域は、じつに困惑するほど互いに交わっているし、それぞれの歴史は、互いに異なる進路をたどりがちであることを発見している。人種は、言語には見られない仕方で…

『言語』サピア その3

第六章 言語構造の類型 「あらゆる言語は形態的な類型に分類することができる」。すべてが独自である、として分類を丸投げするのはあやまちである。 ――世界のさまざまな地方で、それぞれ異なる歴史的な先例から、相似した社会的・経済的・宗教的な制度が発達…

『言語』サピア その2

第四章 言語の形式――文法的過程 言語の形式的パタンと、それを構成する概念はまったく別である。形式的には、unthinkablyとreformersは同種の語である。think,formに接頭辞と接尾辞がついているという点で同一なのだ。ところが機能はまったく別である。 「範…

『言語』サピア その1

言語学の古典とのこと。 言語はどのようなものか、空間的時間的にどのように変化する傾向があるか、人間の根本にたいしてどのようなかかわりをもつか、それを明らかにするのがこの本の目的であるという。 サピアが影響を受けたクローチェは「言語が芸術の問…