うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

2015-05-24から1日間の記事一覧

管路(2012)

これらの昼、氷の肉で 太陽をさえぎられた、うすぐらい 伝送路にさしかかる 冷たい砂の道をえらぶ。 見晴らしの よい、空のへりにこしかけた 安定したうごきに よって、衣裳をきた娘 息子と子孫が、装置をあつかう 2人の端子部からよだれが ふきだす、その…

『戦争の科学』アーネスト・ヴォルクマン その2

第三章 龍の顎 シャルル七世は長弓に対抗するためにヨーロッパ中から科学者・技術者を呼び研究させる。火薬は中国で誕生しイスラムにも伝わったが、まだ決定的な兵器にはなっていなかった。「ボンバルド」または「カルヴァリン」という初期の大砲は、発射音…

『戦争の科学』アーネスト・ヴォルクマン その1

兵器等についての比較的読みやすい入門書。 イントロダクション ゼロテを首謀者とするユダヤ人の反乱軍は、絶壁のうえに立つマサダ砦を占領しローマ軍をむかえうつ。ここでローマ軍が使ったのが攻城機と弩級である。 「自分たちよりも科学的にはるか先をゆく…

『アジアの海の大英帝国』横井勝彦

副題「一九世紀海洋支配の構図」。 本書はアジア海上覇権のかぎを握った、イギリス海軍Royal Navyを扱ったものである。アジアの海上帝国を築くにあたり、海軍と海運と造船が主力要素となった。 一般的にヴィクトリア中期(一八五〇~七〇年代)は小英国主義…

『中国の軍事力』平松茂雄

中国軍の動向は変化が激しいため、この本とはすでにかけ離れている面もある。 中国の将来に対する見方は両極端である。 「中国という国は非常に両極端な面を持っていて、どちらもある一面の真実である。しかしそれは中国のすべてではない」。 八〇年代からす…