うちゅうてきなとりで

The Cosmological Fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

子供幕僚

 人の粘土と

 それらが畝のように

 圧縮された道を

 花々と霧の道を

 子供たちが前進する

 

 標識が

 星の数だけ土にささり、

 もぐらたちは

 眼をこする。

 泥をひっかきながら

 その先に

 石の家族が並んでいるにも

 かかわらず。

f:id:the-cosmological-fort:20160809190455j:plain