2017-01-12 モノクルをかざして とりでポエム ひっそりと 道路の下に隠れた 昼間の影を追って わたしはガス灯と ガス灯のあいだをわたった。 標識の下には うすぼんやりと、口をあける 青ナイルの支流があった。 水飴のような川の水を かがみこんでなめる わたしの名の1つ下にある 行政的な者。 黒は義務の色、 眼窩にモノクルをはめながら 夜が明けるまで、 水源を探す。