うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

儀式用の食糧箱(2012)

 あびせられる人、あびせられ
 表面が、眼球のソケットから、足元まで
 わたしだけではない、たくさんの
 おなじような人たちも、見えない伝送路をあびせられ
 いたって自然なことだとおもった、山かがしの
 表面をくりぬいて、ある日、すっかり
 夜おそくなったころ、食べるものはないか
 人形のおなかに手をさしこんで
 ちょうどいいものがないか、しかし
 何もない、気分を害した