うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

『鼠と竜のゲーム』コードウェイナー・スミス

 作者は20世紀初頭、日露戦争、中国の革命期にアメリカ政府の東アジア担当として多大な活躍をした人物であるという。『スキャナーに生きがいはない』はからだの感覚すべてを機械化された不死の人間たちを描く。彼らは視覚以外の感覚をもたず、肉体の動作や表情はすべて計器類によって操作する。

 魂のあやつり人形のような生活を強いられている彼らが生身の肉体に戻れるのは「クランチ」という状態になったときだけなのだ。

 猫やミンクといった動物を用いたテレパシー、人間の脳を動物に移植し宇宙航海での伴侶とする、などのアイデアはいかにもSFといった要素である。

 他にも男だけになった人類の物語、富豪の星などおどろかせる設定が多い。

 

鼠と竜のゲーム (ハヤカワ文庫 SF 471)

鼠と竜のゲーム (ハヤカワ文庫 SF 471)