後半にいくにつれて具体的な指針が出てくる。
常に好奇心をもち、発想を豊かにするために新鮮な環境を用意し、自分の目で見、議論をし、作文を習慣づけ、自分のための情報処理システムをつくり、数字に強くなり、外国語を習得することが大切である。
――むやみに、他の組織の人とネットワークを作ろうとするのではなく、自分が与えるものが人をひきつける磁気となって半ば自然とネットワークが広まるということになれば理想である。人をひきつけるものとして考えられるのは、いつもいわれるように情報、人柄、覇気、話題、才気、判断力などである。地位と金ですべてが動くと考えるのは大きなまちがいである。自らがどの点で優れているのかを真剣に考えることも必要になるだろう。人畜無害の微笑だけが売り物というのでは弱い。