うちゅうてきなとりで

the cosmological fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

2015-05-20から1日間の記事一覧

『小説のために』コリン・ウィルソン その2

第七章 実験 リアリズムは過激になっていき、ついにジョイスの『ユリシーズ』が出たのだった。彼がしたのは「普通のレンズの代わりに拡大レンズを忍びこませ、リアリティをかつて試みられたこともなかったほどの微細な細部まで示すことであった」。 二〇世紀…

『小説のために』コリン・ウィルソン その1

原題はThe craft of the novel、小説の構築、工作といったところだろう。作家とその作品のかかわりから小説の書き方を考えていく。 第一章 創作の技法 「わたしは、創造ということの基本的原理は適者生存だということだという気がしている……作家志望者を奨励…