『デルスウ・ウザーラ』アルセーニエフ

著者とロシア兵と、現地人のデルスウは、ロシアの沿海州、ウラジオストクの北方を探検する。針葉樹林の山が未開拓のままのこされており、つねに雨と霧にみまわれ、虎や猪、ノロといわれるけものが棲息している。 「カピタン」アルセーニエフたちは、けわしい道のりを、野営しながらすすんでいく。雨と台風、霧の印象が強く…