『対極』クービン

架空の人工都市を題材にした物語。 似たような幻想的な作品ではマルセル・ブリヨンやジュリアン・グラック、ユンガー『ヘリオーポリス』が思い浮かぶが、本書の結末は特に強烈である。 翻訳は『対極』、『裏面』と2種類あり、わたしが読んだのは『対極』だった。 概要……主人公は旧友パーテラの使いに招待され、パーテラが…