『中世の秋』ホイジンガ

文化史家の有名な本とのこと。中世の様子を列挙していく。 十四、五世紀の生活の諸形態、中世の終焉を、フランスとネーデルラントを中心に書き出していく。 栄華はいまよりも鮮烈で、貧困と寒さ、闇もまた果てしなかった。中世人の人生において幸と不幸ははっきりしていた。王が出征のときには国民は毎日祭列をつくる。 落…