『芸術と政治をめぐる対話』ミヒャエル・エンデ ヨゼフ・ボイス

夢見る二人の芸術家がさまざまな話題について議論する。項目ごとの整理はなく漫然とすすむが、趣旨は把握しやすい。 芸術とは本来、自然と対立する人工のものを意味するが、これにしたがってボイスは社会総合芸術なる考えを提案する。人間のつくりあげる社会を、一個の芸術作品にしようという試みがである。ここでは既成の…