『コンラッド中短篇小説集 1』

「潟」 マレーの原住民が白人に自分の過去を語る。彼は酋長に仕えるものだったが、この酋長の愛人を、弟とともに掠奪する。逃走中に弟が捕えられ撲殺されるが彼は女のために見捨てた。多島海と熱帯の表現がこまかい。 「進歩の前哨基地」 アフリカの植民地ポストで働く白人たちの精神が崩壊していく話。 「めったに気づく…