『追悼の政治』エルンスト・ユンガー その2

「平和」 第一部 種子 第二次世界大戦が終戦をむかえたときに書かれた。 平和をもたらす福音は、「戦争が万人に果実をもたらさなければならない、ということである」。尊い犠牲はすでに無数の者によってはらわれた。 「灼熱する縫い目によって初めて地球を一つに縫合した赤く燃える前線の背後には、労働の軍隊の陰鬱で暗い…