『追悼の政治』エルンスト・ユンガー その1

ユンガーの著作は日記、エッセイ、小説の三種に分類される。ドイツでは重要な作者ということだが内容は難しい。 「忘れえぬ人々」 まえがき ドイツ人は無名兵士には尊敬をもたない。 「我々は、敬うこと、畏敬の念を覚えることをも好む。そしてこの畏れという言葉は、敬意に値する人物との隔たりの全き深みを表現している……