うちゅうてきなとりで

The Cosmological Fort 無職戦闘員による本メモ、創作、外国語の勉強その他

2021年から2022年 おもしろかった本と、今年の目標

 ◆おもしろかった本

・『The History of the Peloponnesian War』Thucydides

 トゥキュディデス『ペロポネソス戦争』、この時代の戦争や社会がどのような様子だったかがわかりおもしろい。

 21世紀に書かれた歴史の本でも、退屈で読むに堪えないものが多数ある一方、この古典は非常に面白かった。

 

・『国際指名手配 私はプーチンに追われている』ビル・ブラウダー

 ロシアの腐敗官僚と、その元締めプーチンに狙われることになった投資家の話。

 著者が米政府や欧州議会に訴えたことで、国内で人権侵害や汚職を行った人物の経済活動を制限する「マグニツキー法」が生まれた。

 マグニツキーは、著者を弁護したためにロシアで投獄され拷問・殺害された弁護士の名前である。

 

 

 

・『The Balkans: A Short History』Mazower, Mark

 バルカン半島の歴史に関する本。ヨーロッパの中で認知されていく過程や、トルコ、ヨーロッパの境界として紛争地となる経緯について理解できる。

 日本語訳も出ている。

 

 

 

・『The Sleepwalkers』Christopher Clark

 第1次世界大戦がはじまる経緯について書かれた本。

 当時の国家運営は非常に不安定で、国内でも権力者や方針が頻繁に変わった。こうした予測不可能性が、相互不信を招いた。

 サラエボ事件以後、雪崩式に動員が始まると、オーストリアを除く一部の国では、「相手が引くだろう」という思い込みの下行動した。

 あるいは、どの国も戦争の結果どのような被害が生まれるかを認識していなかった。

 

 

・『軍法会議』花園一郎

 こうなってはいけないという自己啓発

 このような徴兵のがれの工作は意外と多く、特に大阪師団ははなはだしかったようである。国民皆兵は平等のごとくであって、実は裕福な子弟はその気になれば適当に免れていたのが実態である

 

 フィリピン方面軍司令官黒田重徳中将は山下泰文中将と後退帰国の際荷物が多すぎて飛行機に積み切れず、お供の副官を別の飛行機に乗せる騒ぎとなった、とフィリピン大使の村田省三の日記にある。黒田中将は、戦犯裁判で、「私はフィリピン方面軍司令官としてフィリピンの防衛準備をしなかったので、米軍の侵攻に役だったと思う」という趣旨を述べたそうで、児玉誉士夫の獄中日記にある。

 

 ……あきれたことに陸士出の職業軍人が濠州の将校や兵隊にまで卑屈な態度を見せるのだ。私は英語ができますと日本の兵に見せびらかすためか濠州の「何とかブルチン」新聞を手に持って、神田八雄参謀が豪州兵にペコペコ卑屈な笑いを見せながら話しかける。昨日まで英米語は敵国語と排撃していた当の本人が。

 

 

・『昔話の語法』小澤俊夫

 今年は、昔話に非常に興味がわき、マックス・リュティや、昔話集成など様々な本を読んだが、きっかけはこの本である。

 昔話の持つ魅力は、近代の小説や映画とはまた異なるものである。

 

 

 

 ◆2021年の最大ニュース

 テレビを捨てたおかげで、見たくないニュースを浴びなくて済んだ。また、NHKに引き続き金を払わないという目標を達成できた。

 (特大モニターを買って、NetflixとDisney+、Youtubeを見ています)

 ニュースは主要新聞&海外主要新聞のフィードをRSSリーダーで読んで目を通している。

 仕事の関係上、サイバーセキュリティやIT関連のニュースに多く触れているが、日本の報道は全般的にこの分野をあまりカバーしていないようである。

www.inoreader.com

 

 

 ◆今年の目標

・格闘技ー週5以上練習、毎月試合

 いまはブラジリアン柔術を練習しているが、だんだん、試合で勝てるようになってきた。

・サイバーブログ記事追加

 検索にヒットさせるにはまとまった数の記事が必要

 

tartarenetwar.com

・スカイダイビングのライセンス取得

 墜落しないように気を付けて、空挺忍者を目指す

 自分のスーツやヘルメットなどもそろえたい。

 

www.youtube.com

・海外旅行

 状況次第だが、次にいきたいのはロシア、イスラエルアルバニアセルビアポーランド、韓国、台湾、ギリシア

・スパルタン

 来月、茨城大会に出るので、ほかにあれば参加したい。

www.spartanrace.jp