2021-02-22 非農民、被差別民、博徒や悪党の歴史 とりで日記 フィリップ・ポンス『裏社会の日本史』は、歴史の端で扱われていた非農民、被差別民、芸能の民や博徒、悪党などを中心に扱った本である。 基盤となっているのは周縁民を取り扱う日本史学(網野等)や、明治以降の貧民・下層社会をえがいたジャーナリズム(横山源之助、松原岩五郎ほか)である。 古代の五色の賤から現代のホームレス、日雇い労働者、暴力団、同和問題にいたるまでを一連の歴史として紹介しており面白い。 裏社会の日本史 (ちくま学芸文庫) 作者:ポンス,フィリップ 発売日: 2018/08/08 メディア: 文庫 中で紹介されている本で、まだ買っていないものがあったので今後読みたい。 浅草博徒一代: アウトローが見た日本の闇 作者:佐賀純一 発売日: 2015/08/10 メディア: Kindle版 最暗黒の東京 (講談社学術文庫) 作者:松原 岩五郎 発売日: 2015/02/11 メディア: 文庫