最近Amazonで買った音楽を紹介します。
元々音楽にかんしては、とくにこだわりもなく聴いていましたが、国外に引っ越してからは現地のヒットチャートやアメリカ音楽を中心に聴いています。
職場はどういうわけか南部出身(ジョージア、アラバマ等)ばかりで四六時中カントリーが流れています。
ダウンロードした音楽は「Synthewave」と呼ばれる古いシンセサイザーを使ったジャンルで、80年代の影響が強いので、流すと「なんじゃこりゃ」と指摘されてしまいます。
◆Innerworld / Electric Youth
- アーティスト: Electric Youth
- 出版社/メーカー: Secretly Canadian / Hostess
- 発売日: 2014/10/01
- メディア: MP3 ダウンロード
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当該グループは映画「Drive」の挿入歌「a real hero」で有名になったということでわたしもこの映画をきっかけに知りました。
College & Electric Youth - A Real Hero (Drive Original Movie Soundtrack)
◆Atlas / FM-84
運転中に聴くと非常に快適です。
曲のなかのいくつかはTychoの音を連想させますが、よく見るとジャケットも似ています。
Tychoは渋谷に来たときにライブを観にいきました。演奏がとても上手と感じました。
◆Vaporwave
Vaporwaveというジャンルがあることを知りました。Youtubeで調べると日本の映像をさかんに取り入れています。
国外にいると日本的要素を求めるようになって、結果たどりついたのが80年代~90年代レトロ趣味でした。
非常にいいイメージの日本、近未来的な、ハイテク志向の日本像、「ブレードランナー」風世界観に執着しています。
今もよくアメリカ人が抱いている日本像、テクノロジーとエンターテインメント分野で非常に発達した国、という幻像に興味があります。
それらは実態と離れたSF的な世界、フィクションの世界です。
頻繁に使われるインチキ日本語が新鮮なので、自分でも何か作ってみたくなりました。
MACINTOSH PLUS - リサフランク420 / 現代のコンピュー
Best compilation of Future Funk mix | Vaporwave mix
◆Dynatron / Legacy 2
デンマーク出身の作曲家による電子音楽です。レトロゲームを連想します。
The Legacy Collection, Vol. II
- アーティスト: Dynatron
- 出版社/メーカー: Blood Music
- 発売日: 2016/12/20
- メディア: MP3 ダウンロード
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◆近未来風の日本について
フィクションは架空の物事を表現するもので、嘘をつくことのできる場所といえます。しかし同時に、本当のことを言える場所でもあります。
――「彼らは、ファンタジーの内なる真実が、彼らが自らを鞭打って日々生きている人生の、すべてのまやかし、偽り、無駄な些事のことごとくに挑戦し、これをおびやかしてくることを知っているのです。大人たちは竜がこわい。なぜなら、自由がこわいからです」
(ル=グウィン『夜の言葉』)
音楽や映像、その他フィクションを通して、夢の中にある自分の国を知るのは面白い作業です。現実とフィクションを混同するのではなく、夢を通して現実の有様を暴露させることが重要です。