2016-06-26 金切り声の山 とりでポエム 影そっくりのもの。 わたしと、となりの影を まねるように、時計の 針のゆらぎはあるが、 この児童が持っている、ウサギの 耳の形をした時計の針を 見つめているうちに 日が暮れて、わたしたちは影の 国のなかにすっぽりと 吸い込まれる。 こうやって 昨日の無くなった日に立って わたしたちは号令をかける。 緑の丘では、爆弾を背負った児童が 放射状に走る。