スウェーデンの作家によって書かれた本。
新約聖書のバラバを題材とする。バラバはキリストの代わりに恩赦によって釈放された悪党だという。
キリストに代わって磔刑を免れたひげ面の盗賊バラバは、神の子キリストが磔にされたとき不思議な現象を目撃する。しかし、かれはキリストの信仰には加わらなかった。
教祖を身代わりにした悪人として、バラバは信徒たちから追放される。また、奴隷となる過程で知り合った仲間が、キリスト信仰のために磔にされたときは涙を流す。
しかし、最後までかれはキリスト教に帰依せず、最後は火付けに加わって処刑された。
周囲が信徒になる中でもバラバは動じずに無関係を貫いた。
- 作者: ラーゲルクヴィスト,P¨ar Lagerkvist,尾崎義
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1975/12/16
- メディア: 文庫
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