2016-02-22 糸との草 とりでポエム 声を聴いた、糸をわけてほしいという あぶくとともに、沼の奥から、こんな真夜中にも かかわらず、 脳に負荷のかかる声が聴こえる。 人びとをあみあげる糸、 脳の、球体的な部分をつくる糸、 そのような、 わたしたちの日々の沼を波立てる あらゆる糸が、魚たちには必要だった。